2021年の第164回『芥川賞』『直木賞』受賞作品をご紹介

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2021年の第164回『芥川賞』『直木賞』受賞作品をご紹介

【芥川賞受賞作品(新進作家による純文学の中・短編作品)】

『推し、燃ゆ』/宇佐見りん

宇佐見りん(うさみりん)1999年5月16日生まれ。
静岡県沼津市生まれ、神奈川県育ち。
2019年デビュー作『かか』で第56回文藝賞、2020年第33回三島由紀夫賞を最年少で受賞。
2作目の『推し、燃ゆ』では、綿矢りさ、金原ひとみに次いで史上3番目の若さでの芥川賞受賞となった。

!!ネタバレ注意!!

ネットで炎上した男性アイドルを全身全霊で「推す」女子高生の物語。

グループの中で一推しのメンバー通称・”推し”のために生きる主人公は、学校にも家族にもなじめず日常のあらゆる事がままならない高校生・あかり。
彼女にとって唯一ともいえる生きがいは、アイドルグループ「まざま座」の”推し”メンバー上野真幸の活動を追いかける事。
ライブチケットや、グッズを買うお金を稼ぐためにアルバイトに明け暮れる。
“推し”がイベントで発した言葉は書き起こして保存する。

あたしのスタンスは作品も人もまるごと解釈し続けることだった。
推しの見る世界を見たかった。

そんなある日、事件が起きる。
推しが燃えた。
ファンを殴ったらしい。

炎上した”推し”アイドル・上野真幸を生きる糧としている主人公のあかり。
推しを推すことがあたしの生活の中心で絶対で、それだけは何をおいても明確だった。
中心っていうか、背骨かな。

肉体の重さがテーマの、スムーズに生活することがままならない、
バイト先でパニックになってしまったり、課題ができない、忘れ物をしてしまう・・・。
いらだちや苦しみをどうにか、”推し”がいることで日々生活していく高校生・あかりの人物像を描いている作品です。

【直木賞受賞作品(新進・中堅作家によるエンターテイメント作品)】

『心淋し川』/西條奈加

西條奈加(さいじょうなか)1964年11月9日生まれ。
北海道中川郡池田町で生まれる。
貿易会社勤務を経て、2005年、『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞受賞しデビューする。
2012年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞、2015年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞。
ファンタジーや時代小説、現代小説まで手掛ける実力派の作家。

!!ネタバレ注意!!

江戸・千駄木を舞台に懸命に生きる人々と人情を描いた感動作。

江戸、根津権現の裏手にある千駄木町の一角。
通称「心町うらまち」を舞台にした6つの短編からなる本作品。

その中の表題作「心淋し川うらさびしがわ」は、心町から逃げ出したい1人の女性の物語。

淀んだ川沿いに立ち並ぶ古い長屋に住む19歳のちほは、うんざりしていた。
酒を飲んでばかりで働かない父と貧乏な暮らし。
早く開放されるためには結婚しかない。
そんなちほの前に現れたのは着物に紋を描く上絵師の元吉。
逢瀬をかさね両思いとなった2人のはずだったが、結婚の話になると口が重くなる元吉。
彼が抱えていた秘密とは・・・??

人生の淋しさや虚しさを抱えた人たちが、貧しいながらも懸命に生きる感動作です。

全6編からなる本作品は、恵まれた境遇じゃなくても決して不幸せではないという事。
身内であったりご近所がお互いに大事にしていくことが大事である。
誰の心にも淀みはある。
でも、それが、人ってもんでね。

生きる喜びと哀しみがおりなす胸に沁みる短編集になってます。

まとめ

文章で物語を読んでいると、自分の世界と小説の世界が融合するような錯覚を、映像では味わえない身近な世界観として感じられると思うのですが、今回の2作品とも心に沁みる人間らしさが身近に感じられる作品たちだと私は思います。(個人的な感想です^^;)

前回の2020年、第163回『芥川賞』『直木賞』受賞作品、第24回マンガ文化に貢献 手塚治虫文化賞も紹介してますので、よろしければ参考までに♪

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