2020年10月公開した新作映画 『星の子』『おもかげ』の2作をご紹介
『星の子』
「こちらあみ子」「あひる」などで知られ、「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村夏子の小説を原作にしたヒューマンドラマ。
怪しげな宗教を信じる両親のもとで育った少女が、思春期を迎えると同時に自分が身を置いてきた世界に疑問を抱く。
メガホンを取るのは『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』『タロウのバカ』などの大森立嗣。
『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』などの芦田愛菜が、ヒロインのちひろを演じている。
その他、岡田将生、大友康平、高良健吾、黒木華、蒔田彩珠、新音、永瀬正敏、原田知世など出演。
公式サイト:http://hoshi-no-ko.jp/より
!!ネタバレ注意!!
大好きなお父さん(永瀬正敏)とお母さん(原田知世)から愛情たっぷりに育てられたちひろ(芦田愛菜)だが、その両親は、病弱だった幼少期のちひろを治した“あやしい宗教”を深く信じていた。
中学3年になったちひろは、一目惚れした新任のイケメン先生(岡田将生)に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を見られてしまう。
そして、彼女の心を大きく揺さぶる事件が起きる・・・。
15歳のちひろは揺らぎはじめる。
家族とわたし。わたしと未来。
広大な星空の下で、少女の信じる力が試される・・・。
公式サイト:http://hoshi-no-ko.jp/より
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『おもかげ』
2019年アカデミー賞にノミネートされた緊迫感あふれるワンカットの短編作品の〈その先〉を描いた誰も予測できないミステリアスな物語が誕生!
スペインの新鋭ロドリゴ・ソロゴイェン監督が2017年に製作した15分の短編映画「Madre」(原題)は、第91回アカデミー賞短編実写映画賞にノミネートされ、世界各国の映画祭に出品。
50以上もの映画賞を受賞し、世界の映画人を驚かせた。
本作『おもかげ』は、緊迫感あふれる短編「Madre」の〈その先〉を描いたソロゴイェン監督の5作目の長編映画、2019年のヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門に選出され、見事女優賞受賞の快挙となった。
撮影はアレックス・デ・パブロが手掛け、大西洋に面する美しい海辺を、寡黙かつ雄弁に切り取って、その波音の効果と共に、登場人物の心情を繊細に大胆に見せてくれる。
キャストには、息子を失って以来止まった時を生きてきた母エレナを、マルタ・ニエトが、エレナの息子の面影をまとう少年ジャンをジュール・ポリエが演じている。我が子をなくした失意から立ち直り、
人を赦すことで新たな一歩を踏み出そうとする
一人の女性の希望と再生の旅。
公式サイト:http://omokage-movie.jpより
!!ネタバレ注意!!
エレナ(マルタ・ニエト)は離婚した元夫と旅行中の6歳の息子から「パパが戻ってこない」という電話を受ける。
ひと気のないフランスの海辺から掛かってきた電話が、息子の声を聞いた最後だった。
10年後、エレナはその海辺のレストランで働いていた。
ある日、息子の面影を宿したフランス人の少年ジャン(ジュール・ポリエ)と出会う。
エレナを慕うジャンは彼女の元を頻繁に訪れるようになるが、そんな2人の関係は、周囲に混乱と戸惑いをもたらしていった。
これは、暗闇から光へ、死から生へ、罪悪感から赦しへ、そして恐怖から愛へと少しずつ歩み始める、一人の女性の再生の物語。
公式サイト:http://omokage-movie.jpより
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